2021/07/04 楽天イーグルスが巨人から炭谷銀仁朗捕手を金銭トレードで獲得したわ。
楽天イーグルスは、なぜ炭谷銀仁朗捕手を獲得したのかしら。
そして、なぜ巨人は銀仁朗捕手を放出したのか?
いろんな情報を私なりにまとめてみたわ。
炭谷銀仁朗捕手について
成績について
炭谷 銀仁朗選手
- 生年月日:1987年7月19日(33歳)
- 守備位置:キャッチャー
- 推定年俸:1億5000万円
- 経歴:平安高等学校→埼玉西武ライオンズ(2006-2018)
→読売ジャイアンツ(2019-2021)→楽天イーグルス(2021)
年度 | 所属球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁刺 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 長打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | 西 武 | 54 | 146 | 138 | 10 | 25 | 4 | 1 | 3 | 40 | 14 | 0 | 0 | 6 | 0 | 2 | 0 | 33 | 6 | .181 | .290 | .193 |
2007 | 西 武 | 28 | 50 | 46 | 3 | 8 | 1 | 1 | 1 | 14 | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 19 | 0 | .174 | .304 | .204 |
2008 | 埼玉西武 | 46 | 68 | 64 | 5 | 8 | 4 | 0 | 0 | 12 | 5 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 30 | 0 | .125 | .188 | .149 |
2009 | 埼玉西武 | 112 | 306 | 273 | 22 | 60 | 15 | 0 | 3 | 84 | 25 | 1 | 0 | 14 | 3 | 15 | 1 | 75 | 5 | .220 | .308 | .260 |
2010 | 埼玉西武 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 |
2011 | 埼玉西武 | 122 | 365 | 317 | 20 | 69 | 7 | 1 | 2 | 84 | 22 | 4 | 1 | 33 | 3 | 11 | 1 | 79 | 6 | .218 | .265 | .244 |
2012 | 埼玉西武 | 139 | 414 | 360 | 23 | 70 | 12 | 1 | 0 | 84 | 23 | 0 | 2 | 35 | 1 | 17 | 1 | 74 | 9 | .194 | .233 | .232 |
2013 | 埼玉西武 | 141 | 468 | 413 | 28 | 89 | 16 | 0 | 5 | 120 | 43 | 1 | 2 | 19 | 2 | 30 | 4 | 62 | 14 | .215 | .291 | .274 |
2014 | 埼玉西武 | 125 | 423 | 381 | 31 | 77 | 13 | 1 | 7 | 113 | 36 | 0 | 2 | 20 | 3 | 17 | 2 | 74 | 10 | .202 | .297 | .238 |
2015 | 埼玉西武 | 133 | 443 | 399 | 31 | 84 | 16 | 0 | 4 | 112 | 35 | 0 | 0 | 22 | 2 | 16 | 4 | 87 | 7 | .211 | .281 | .247 |
2016 | 埼玉西武 | 117 | 326 | 294 | 19 | 64 | 10 | 1 | 1 | 79 | 22 | 0 | 1 | 19 | 0 | 13 | 0 | 48 | 12 | .218 | .269 | .251 |
2017 | 埼玉西武 | 104 | 310 | 267 | 32 | 67 | 11 | 0 | 5 | 93 | 30 | 2 | 1 | 23 | 4 | 8 | 8 | 45 | 6 | .251 | .348 | .289 |
2018 | 埼玉西武 | 47 | 135 | 129 | 10 | 32 | 8 | 0 | 0 | 40 | 9 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 1 | 30 | 3 | .248 | .310 | .265 |
2019 | 読 売 | 58 | 138 | 126 | 17 | 33 | 4 | 0 | 6 | 55 | 26 | 0 | 0 | 2 | 1 | 7 | 2 | 28 | 4 | .262 | .437 | .309 |
2020 | 読 売 | 56 | 114 | 100 | 4 | 18 | 2 | 0 | 1 | 23 | 7 | 0 | 0 | 3 | 1 | 8 | 2 | 23 | 3 | .180 | .230 | .252 |
2021 | 読 売 | 44 | 54 | 48 | 4 | 9 | 0 | 0 | 1 | 12 | 7 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0 | 17 | 0 | .188 | .250 | .245 |
通 算 | 1327 | 3761 | 3356 | 259 | 713 | 123 | 6 | 39 | 965 | 311 | 8 | 10 | 202 | 23 | 154 | 26 | 724 | 85 | .212 | .288 | .251 |
実績は十分!だけど、ここ数年は試合の出場数が確実に減ってきているわね…
炭谷銀仁朗捕手の印象
銀仁朗選手の印象は、
- 肩が強い
- 経験が豊富
- 送球がいい
- バントがそこそこうまい
- 捕手の選手層が厚かった巨人で、そこそこ試合にも出ていた
西武ライオンズにもともといたから、その時の印象が強いわね〜
楽天イーグルス側の思惑
ではなぜ、楽天は銀仁朗選手を獲得したのかしら。
私なりに情報をまとめてみたわ。
捕手の選手層が薄い
今シーズンの楽天イーグルスの弱点の1つが、捕手なの。
今年一軍で試合に出ている捕手は、大田選手、下妻選手、田中選手、足立選手。太田選手が多く試合には出ているけれど、結局レギュラー当確とはならなかったわよね。
この状況の中で、選択肢の1つとして銀仁朗選手を獲得することで、捕手の層を厚くしたい思惑があると思うわ。
経験が豊富なベテラン捕手を補充
今の楽天イーグルスは、選手層が今こんな感じになっているわ。
- 30歳以上
- 足立選手
- 25-29歳
- 田中貴也選手
- 下妻選手
- 20-24歳
- 太田選手
- 堀内選手
- 石原選手
- 19歳以下
- 水上選手
全世代、今のところまんべんなく選手がいるわね。でも、経験や実績が豊富な30代の捕手が少なく、お手本となる捕手がほしい思惑もあると考えられるわ。
戦力と考える一方、若手の手本や成長のために獲得したとも考えられるわ!
キャリアもあって、うちは若いキャッチャーが多いので、すべて競争になりますけど、若い選手を育てながら自分自身もしっかりとスタートからね、マスクをかぶってもらえるようなものを望んでます
楽天イーグルス 石井GM
トレード発表翌日ロッテ戦前記者取材より
2021年シーズンに絶対実績がほしい石井監督
今回のトレードについて、一番大きかったと考えられるのが、
今シーズン絶対優勝したいという石井監督の意向。
この補強は、どちらかといえば短期目線の補強。
33歳と成績も年齢的にも下降傾向の銀仁朗選手をわざわざ取ったのかは一つだけ。
今シーズン優勝しないと、石井監督がやめないといけなくなるから。
2019年シーズンの平石監督は、3位で解任(監督1年半)
2020年シーズンの三木監督は、4位で解任(監督1年)
つまり、石井監督は最低でも2位以上じゃないと自分がやめないといけないということ!
(この二人をやめさせたのも石井GM)
なので、短期目線で弱点の捕手を補強するために銀仁朗捕手を獲得したと考えられるわ。
読売ジャイアンツ側の思惑
次に、炭谷銀仁朗選手を放出した読売ジャイアンツの思惑もまとめてみたわ。
捕手の選手層が厚い(捕手余り)
巨人は、小林選手や岸田選手、そして若い大城選手と捕手の選手層が厚いの。この選手層が厚い中で、銀仁朗選手は年俸(1.5億)とは釣り合わなくなってしまっていた部分があるわ。
今回大きかったのが、若い大城選手と岸田選手にある程度の目処がついたこと!
戦力として計算ができる若手捕手が増えたことも、後押しになったわ〜
さらに、年齢構成的にも銀仁朗選手は小林選手とほぼ同年齢でかぶってしまうわ。その為、買い手があるうちに、必須ではない戦力である銀仁朗選手を放出しようという思惑があると考えられるわ。
年俸抑制&支配下70人の枠を広げるため
巨人は、今シーズン阪神タイガースと熾烈な優勝争いをしているわ。
そのために、今も新外国人の補強を模索していると噂。
銀仁朗選手の金銭トレードや、スモーク選手の退団もあり、残りの支配下の枠は3人。
この3人をうまく使って、新外国人+育成選手23人の支配下登録で、
今シーズンも優勝しようとしているわ!
さらに、1.5億円という高額な年俸が浮いたことにより新戦力にお金を回すことができるわ!
今までのトレードへの楽天への恩返し
楽天 | ⇔(年) | 巨人 |
金銭 | ⇔(2021) | 炭谷銀仁朗 |
金銭 | ⇔(2020) | 田中貴也 |
高梨雄平 | ⇔(2020) | 髙田萌生 |
ゼラス・ウィーラー | ⇔(2020) | 池田駿 |
古川侑利 | ⇔(2019) | 和田恋 |
金銭 | ⇔(2018) | 橋本到 |
最後は半分おまけ、半分本気の項目。巨人の楽天への恩返し。
楽天イーグルスと巨人のトレードはこれで6件目。
これらのトレードで、巨人はウィーラー選手や高梨選手など主力級の選手を獲得したわ〜
でも、巨人から楽天へ来た選手はパットせず…
これらの過去のトレードにおいての、
不釣り合いを思って巨人が少しは譲歩した部分があるのかもね〜
まとめ
楽天イーグルスが、巨人から銀仁朗選手を獲得した金銭トレードについて考察してみたわ。
楽天イーグルス
- 捕手の選手層が薄い
- 経験が豊富なベテラン捕手を補充
- 2021年シーズンに絶対実績がほしい石井監督
→炭谷銀仁朗選手を獲得
読売ジャイアンツ
- 捕手の選手層が厚い(捕手余り)
- 年俸抑制&支配下70人の枠を広げるため
- 今までのトレードへの楽天への恩返し
→金銭選手を獲得
今回のトレードが、両選手・両球団にとって良いものになることを心から願うわ!
炭谷銀仁朗選手、楽天でがんばってね!
以上、カウタンでした。それでは、またございん(また来てください)!!
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